イタリアのコロナウィルス感染者急増を受けてのフランスとニースの状況
みなさん、こんにちは!
インターナショナルハウスニース校のMIMOSA(@ihmimosa)です。
イタリアでのコロナウイルス感染者が急増していて心配だし、フランスは大丈夫なの?
という疑問にお答えします。
21日にミラノ近郊のコドーニョで3人の感染が確認されて以来、イタリアでのコロナウイルス感染は急速に広がり、ミラノのオペラ劇場「スカラ座」は公演を取りやめ、ドゥオーモ大聖堂も閉鎖されました。
それでは、早速見てみましょう。
目次
イタリアのコロナウイルス感染者数は、888人
フランスやヨーロッパでのコロナウィルス感染者数は、10人ほどと、
アジア諸国に比べて比較的低い数値が出ていて、アジア人差別が報道される中、
街は通常通り機能していて、コロナウィルスのニュースは毎日取り上げられるものの、
対岸の火事の様な出来事でした。
ですが、ここ数日のイタリアでの感染者急増を受けて、
昨日、28日にはニースで初の一人目のコロナウィルス感染者が出てしまいました。
早い段階でベネチアのカーニバルが切り上げになり、
ニース及び周辺地域(アルプ・マリティーム県内)に感染者はいなかったものの、
後を追うように、開催中のニースのカーニバル、
マントンのレモン祭りも中止となりました。
その後、イタリアの感染者数は倍増し、
この記事を書いている29日現在イタリアの感染者は888人、死者21人となっています。
26日の時点で、感染者400人だったので、3日間で感染者数が倍以上に跳ね上がってしまった様です。
新型コロナウイルスの影響を最も受けているのは、
ミラノがあるロンバルディア州やヴェネチアがあるヴェネト州といった、
工業が盛んなイタリア北部の地域です。
ニースからイタリアの国境まではすぐ近く、30キロほどの距離にあるので、多くのイタリア人が
フランス側の国境沿いの街マントンの薬局にマスクや消毒液を購入しに来たそうです。
現在のイタリアの街の状況
現在、圧倒的な感染者数を出しているイタリアの11の町は閉鎖されています。
ミラノ、ベネチアでは、全ての学校、大学、博物館、映画館、教会などが閉鎖されていて、
電車、バスなどの交通機関も制限されています。
ミラノのスーパーからは、パスタやビスケット、缶詰などが消えたようですが、生鮮食品の野菜などは問題なく購入できるそうです。
イタリア政府は、買いだめをしないよう呼び掛けています。
フランスの感染者数は73人、そのうちニースの感染者は3人
現在、フランスの感染者数は73人となり昨日の感染者数が38人だったので、
たった1日で倍増しています。
そして、本日2月29日、ニースで新たに2人の感染者が出てしまいました。
1人目の感染者と、接触はなかったのですが、
この2人はイタリアの感染地域からの帰国者だそうです。
今週末までバカンス期間なのもあり、ニースの小中高校は、休校とはなっておりません。
ですが、中国、香港、マカオ、韓国、
イタリアのロンバルディア州とヴェネト州からの帰国者は
14日間自宅待機するようにという通達が小中高校から届いています。
私は、日本が入っていなくて、安心しました!
ですが、日本が入っていなかったのは、ダイアモンドプリンセス号内の感染者数は、
カウントされていなかったということでしょうか?
それとも、フランスが日本の感染状況を把握していなかったということなのでしょうか?
まとめ
日本でも全国の小中高校が臨時休校となって、大変なことになっていますが、
今の隣国イタリアの状況からすると、フランスでもそうなるのは時間の問題なのかもしれません。
イタリアからのツアー客の受け入れ禁止で、
インターナショナルハウスニース校ではイタリアからのお申込みは全てキャンセルとなりました。
ですが、ニースの街中では、目立ったアジア人差別などないようですので、これからも平和なニースでいてほしいです。
アジア人差別問題の記事はこちらからご覧いただけます。
新たに感染者が確認されたニースでも、ほとんど誰もがマスクをしていません。
ですので、今の所マスクさえつけていなければ、差別されることはないようです。
鼻が高い人は、マスクなしでサングラスをするとアジア人だと思われないかもしれませんね。
私は、どこから見てもアジア顔なので無理だと思いますが・・・笑
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