海外在住の日本人が語る!私がフランスのニースに住むようになった理由
目次
海外に住んでいると、
「海外に住むようになったきっかけは何ですか?」
「現地の生活はどんな様子ですか?」
というようなご質問を頂くことがあります。
この記事では、どうして私がフランスに住むようになったのかという経緯、そして、海外に住んで良かったと思えることは何かということを皆さんにお伝えしようと思います。海外に住むことは意外と簡単に実現出来ます!長期的に滞在しようとなるとビザの問題が出てきますが、諦めなければ必ず夢は叶うのです。
ニースに来て13年が経つ私の経験談を交えて、海外に住むことは意外と簡単で、素晴らしい経験に繋がるというお話をお伝えできればと思います。
1.私がフランスに住むようになった理由
「ニースの鳥になりたい!」
これは、私が子供の頃から描いていた夢です。
日本と韓国くらいにしか行ったことはなかったのですが、遠い異国の地フランスの「ニース」、紺碧の海岸沿いには、真っ白な鳥たちが飛んでいて、自由で明るい太陽の降り注ぐ素敵な街をいつのころか想像するようになり、いつか住みたいと思うようになりました。
ニースは、世界各国から沢山の観光客が訪れ、パリの次に有名で、パリが「花の都」ならニースは「紺碧の都」とでも言うような、青く美しい海沿いの街です。
住みたいという願望はあったものの、知り合いもいない、仕事もない、ましてやフランス語能力ゼロでしたので、きっかけはつかめぬまま、年月が過ぎていきました。
2.最初のきっかけはフランスへのワーキングホリデー
ワーキングホリデー制度は、沢山のチャンスを、夢見る若者に与えてくれます。
私はギリギリ30才の時に、もう今しかないと、私もこの制度を利用して、フランスに行くことを決めました。
私は、パリに行こうかと思ったこともあるのですが、渡仏しようと思っていたのが冬だったため、やはり気候の良いニースを選びました。
12月のニースは、東京より暖かく、毎日太陽の日差しを浴びることが出来、暮らすのには快適でとても素敵な所でした。こうして当初の夢は叶いましたが、ここから数々の現実的な問題が浮上してきます。
3.海外在住日本人が外国で生計を立てて行くということ
留学に行くには目的を持てと言われますよね?
私の目的はその時興味があったアロマテラピーを本場で極めたいとして家族や周りの人にはそれで納得してもらいました。
ワーホリ時代は、SPAや、ハマムという北アフリカ風サウナ、日本食レストランなどで働きました。お給料はどれも最低賃金です。
その当時、1か月の最低賃金は1300ユーロほどでしたが、これはフルタイム(週35時間)の場合で、アルバイト扱いだった私の給料はこの半分にも満たないものでした。
ですが、新鮮な食材がリーズナブルな価格で手に入るニースでは、友人や恋人とシェアしたりして家賃さえ抑えられれば、貯金もあったので、充分暮らしていくことが出来ました。
贅沢は出来ませんでしたが、遊びにお金のかからない土地柄もあり、生活は充実していました。
4.フランス在住13年が経過して
結婚して家庭を持った今、独身時代の自由さを懐かしく思ったりもします。
自立した大人の女性が良いとされているフランスでは、専業主婦は無職でかわいそうというような目で見られ、幼い子供さんがいても働くワーキングマザーがスタンダードです。私にとって今の語学学校での仕事は天職だと思っているのもあり、子供が2か月の頃から保育ママ宅などに預けて働いてきました。
子育ては思ったよりずっと大変でした。フランス社会は、子連れに優しく、電車やトラム内で泣いてもあやしてくれる、段差があるところでは頼まなくてもバギーを持ち上げるのを手伝ってくれるなど、子連れが優先されることは良かったですが、私にとっては小さな子を預けることが出来て本当に助かりました。もし日本にいたら預けられていなかったと思うので、この時フランスに住んでいることに本当に感謝しました。
5.フランスに渡航することを迷っているあなたへ
今やニースには数々の日本食料理店や、日本人経営のフランス料理店があり、ワーキングホリデーで来て、フランス語が出来なくても仕事が見つかるようになりました。
少しでも迷っている方がいたら、ニースに渡航し、最初の一歩を踏み出してみて下さい。ニースになんて知り合いもいないし・・・と思ったら私を頼りにして来て下さい。もし困ったことがあったら、インターナショナルハウスニース校に遊びに来て下さい。色々なご相談やお仕事のご紹介などもさせて頂いております。
P.S 自由、平等、友愛の国フランスには、
・自分は自分、人は人として生きていくこと
・周りの目を気にしなくても良いこと
・自然の豊かさや、新鮮で豊富な食材
など数えきれないほど日本にない魅力が沢山あります。
ですが、どこの国に行ってもあなたはあなた、自分の中身の基本的なことは変わりません。
ですが、人は環境によって左右されるものなので新しい発見の数々があるかもしれません。
自分がどうありたいか、何が得意で好きなのかを見極め、信念を持って進むことは大切です。
長い一生のうち一度は海外に行って生活してみると、色々気がつくことがあるかもしれません。一人でも多くの方が海外に渡航して、日本が素晴らしく、ユニークな所、海外から見習うべきところなどに気づいて視野が広がり、一人一人の人生がもっともっと豊かになることを願っています。
◆ 経緯をまとめてみましたが、、ご質問などありましたらコメント欄にご記入をいただけましたら嬉しいです。
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