フランス、カマルグの塩「フルール・ド・セル」の特徴と使い方
BONJOUR!(ボンジュール!)
先日、フラミンゴを見に「ニース」からカマルグ地方の「エーグモルト」までドライブしてきた
MIMOSA(@ihmimosa)です。
「カマルグ地方」と言えば、野生のフラミンゴや、カマルグの白馬、
その他、塩の花「フルール・ド・セル」の生産地として有名です。
そこで、今回は、カマルグの塩「フルール・ド・セル」の
そのお味や、使い方などについて、シェアして行きたいと思います♪
目次
カマルグの塩、フルール・ド・セル(塩の花)の特徴
フランスの南部にある「カマルグ地方」には、10万ヘクタールに及ぶフランス最大の湿地帯があり、
その塩田では、古代ローマ時代から塩作りが盛んに行われていました。
カマルグの塩は、塩田で天日と風の力で水分を蒸発させ、
手作業で採取するという昔からの伝統的な手法を
守って作られた天日塩です。
「フルール・ド・セル」(塩の花)とは、その中でも最初に塩田の表面に浮かんだ繊細な結晶だけを
丁寧に手作業ですくいとった塩の結晶のことを指し、フランス国内でも最高品質とされています。
「フルール・ド・セル」は、添加物が一切入っていない、100%の天然海塩で、
マグネシウム、カルシウム、カリウムなどのミネラル成分をたっぷり含んでおり、
しっかりとした旨味と風味があります。
通常1mm以上の大粒のもので、
手のひらにのせて良く見てみると一粒一粒が結晶の形になっているのが分かります。
カマルグの塩、「フルール・ド・セル」の味と使い方
カマルグの塩は、年間を通して晴れの日が多い南仏で採取され、
太陽の強い日差しと、風の恩恵を受け、
まろやかで甘みがあり、とがりのない洗練されたマイルドな風味があります。
サラダや肉料理、魚料理など、どんな料理にでも合い、素材の味を一段と引き上げてくれます。
小さな塩の結晶は、シャキシャキした食感があり、
長く味が続きますので、噛み応えのあるビーフや豚肉、
魚やイカ、海老などの魚介類を使った料理と良く合います。
「フルール・ド・セル」の使い方例
▶ カプレーゼ(トマトとモッツアレラにバジルを乗せたイタリアの前菜)の仕上げに一振り
調味料は、オリーブオイル、バルサミコ酢、フルールドセル、胡椒のみです。
トマトに酸味があるので、甘みと旨味のある「フルール・ド・セル」が良く合います。
▶ 牛肉や、白身魚のカルパッチョにフルールドセルを一振り
▶ 天ぷらに添えるマツタケ塩の代わりとして
(フルールドセルと無農薬オレンジの皮で作る「オレンジ塩」なども美味しいですので、
今度レシピをアップします♪)
カマルグ湿地帯は、フランス有数の米の産地でもあり、
個人的には、塩おにぎりを「フルール・ド・セル」で作ると、劇的に美味しくなると思います。
最近は、イカのお寿司を醤油ではなく「フルール・ド・セル」で頂くようなお寿司屋さんもあり、
また、「フルール・ド・セル」は、塩キャラメルやガトーショコラなどのスイーツに使われることも多いです。
塩の花「フルール・ド・セル」のフランスの3大産地
さて、塩の花「フルール・ド・セル」は、南仏のカマルグ以外でも作られています。
フランス国内では、こちらの3つの産地のものがあり、それぞれの味には若干の違いがあります。
■フランス西部ブルターニュ地方の「ゲランド」
■ゲランドの南方沖合に浮かぶ「イル・ド・レ(レ島)」
■南仏プロヴァンス地方の「カマルグ」
「ゲランド(GUERANDE)」の粗塩(グロセル)は、
日本でも外国の食材を扱うスーパーなどで目にする機会があるかもしれません。
ゲランドの塩は、マイルドな中にも少しシャープな味がします。
パリジャンがこぞって別荘を持つリゾート地、イル・ド・レ(レ島)の塩は、
特に希少価値が高く、フランスでは高級食材店などで販売されています。
終わりに
いかがでしたでしょうか?
「フルール・ド・セル」は貴重なお塩なため、料理に使用するというよりは、
最後の味の決め手に使うお塩です。
ですので、我が家の「フルール・ド・セル」は食卓に常備しています。
そして、「フルール・ド・セル」は、フランス旅行の際のお土産や、
ちょっとしたプレゼントにも軽くて持ち運びやすいのでぴったりだと思います。
カマルグの塩は、「フルール・ド・セル」の他にも粗塩「グロセル」もあり、こちらはパスタを茹でたり、スープに入れたりするのに使います。
私は、「グロセル」をお風呂に入れてバスソルトとして使用したりもしています。肌から天然のミネラルを吸収でき、ぽかぽか温まり、デトックス作用もあります。
私も日本への一時帰国の際は、毎年フランスのお塩を買って帰っていますが、
重宝していると好評です♡
一度味わうと他の塩を使えなくなる程、はまります!
良かったら、試してみて下さいね♪
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