【ロックダウン】コロナウイルスの拡大で外出禁止令がフランスに出てから
みなさん、こんにちは!
引きこもり4日目で音を上げそうなMIMOSA(@ihmimosa)です。
3月16日の20時にマクロン大統領から全国民へ
最低15日間(延長の可能性あり)の外出禁止が発表され、
17日の正午からフランス全土で外出が厳しく制限されることになりました。
外出禁止令は出たけど、街には人出あり
3月17日の正午まで2時間を切った頃、
ないものに気づいてあわてて近所のスーパーに向かったら、
見たこともないような長い列が出来ていました!
フランス全土で外出制限がかかる17日正午から1時間半を切った所です。
スーパーには、前代未聞の列が出来て、手袋をはめた従業員によって入場制限されています。1割くらいの人はマスクや、スカーフで口を覆っています。正午からは、警察が見回って、規則を破ると罰金です🙊 #コロナウィルス #lidl pic.twitter.com/7Wb1HxBzQ2
— Mimosa🇨🇵International House Nice (@ihmimosa) March 17, 2020
入場制限されていたスーパーに入ると、
保存がきくパスタのたなは空っぽでしたし、
ティッシュ、トイレットペーパー、掃除用のクリーナー剤などは、
きれいに売り切れていました。
1時間待ちで、やっとスーパーに入れました! 店内の客数は20人以内に制限されています。#外出制限 期間は、政府公認のスーパーしか営業出来ないということでしたが、こちらは続けて営業するそうです。パスタ、ティッシュ、トイレ紙、洗剤の棚は空でしたが、生鮮食品は豊富です。#コロナ対策 #フランス pic.twitter.com/CvlGFNnKCp
— Mimosa🇨🇵International House Nice (@ihmimosa) March 17, 2020
外出禁止令は出ましたが、街には通常より圧倒的に少ないものの人が出ています。
正確には外出は全面的に禁止されているわけではなく、
運動や通院などの健康上の理由や、食品の買い出しでの外出は「外出証明書」があれば、
許可されています。
そして、この「外出証明書」には、犬の散歩での外出というチェック欄があります。
面白いことに、犬の散歩はOKなので、犬は外出の理由にされて、
ご近所さんの犬は、ひっぱりだこだそうです。
レストランやカフェ、アパレルショップ、映画館、美術館など
全ての商業施設は閉まっていますが、
生活に必要なスーパーと薬局、たばこ屋さんは営業しています。
そして、商業施設が閉まることになった時、レストランは、お持ち帰りのみは許可されていました。
ですが、その2日後に外出制限令が発表されたので、
お持ち帰りはUber EatsやDeliverooでの注文で可能となっていて、
いつも以上にUber EatsやDeliverooの自転車に乗った配達員の姿が見られます。
EU加盟国民以外は、フランスに入国出来なくなりました
外出制限と同時に,3月17日から30日間の,EU 非加盟国民によるフランス入国を制限する旨が発表されました。
一方、フランスから日本への出国は,今の所、制限されていないので、通常通り行うことが出来ます。
フランス政府は、外出制限令のコントロールに、10万人の警察官を配置しました。
従わない場合は、135~375ユーロの罰金が科されます。
当初は、38ユーロ、日本円でおよそ4500円だったので、大変高額な罰金額に跳ね上がりました。
それでも、街には人出があり、外に出た人たちが海や海沿いに集中してしまい、
3月19日には、ニースの海岸通りプロムナードデアングレ通りが閉鎖され、
アクセスできなくなりました。
ところが、フランスの感染者数は、フランス政府のこのような対策むなしく、増え続けています。
この記事を書いている3月20日現在、感染者12612人、死者450人となっています。
国民のみんなが一丸となって、ウイルスに打ち勝たなくてはいけないのに、
個人主義だからか、危機に弱い感じのあるフランスです。
ストライキの時には、一丸となれるのだから、がんばらなくては!
病院での医療従事者の健闘
幼稚園、小中高校、大学の全ての学校は閉鎖されていますが、医療従事者の子供たちのみ、
通っている学校に終日預けることが出来て、今週は土曜日、日曜日も預かりを延長するそうです。
「毎晩8時ぴったりに医療従事者へ感謝の気持ちを込めて、窓やテラスから激励の拍手をしよう」
と、What’s upや、Facebookでメッセージが回って来ました。
最初は、拍手をしていたのは我が家だけという状況だったのですが、
日に日にだんだん人が増えて、今では拍手や声援が通り中に響き渡るようになりました。
毎晩8時から、窓やテラスに出て、医療従事者に感謝を伝えて励まそうということになり、各アパルトマンから拍手が聞こえます。最初は、ごく少数で小さかったのですが、段々響き渡るくらいの大音量になってきました。孤独感がまぎらわされて、毎晩8時は楽しみな時間です👏🇫🇷🎶#フランスコロナ外出禁止 pic.twitter.com/WAPOKwxlbn
— Mimosa🇨🇵International House Nice (@ihmimosa) March 21, 2020
ニース市長は、23時~4時までのの外出を完全禁止にしたので、
人っ子一人いない空っぽの街がこだまします。
「ブラボー!」と、どこにも行けないストレスを声にして叫んでいるかのようです。
ラテン系だとこういう表現の仕方も許されるのだなと、感心しながら、
私も心の叫びを声にしています。
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